千言

幾千もの言葉の重み

あるバーで飲んでいて

よくまぁ長くこんな辛い仕事を続けられるものだと

勝手に感心しているんですけど、根っからの働き者っているんですね。

 

うちの会社が入ってるビルの一階には

地元で長年愛されているベーカリーがあって

そこで去年の春から働き始めたバイトさんがいるんですけど

彼女が大変な仕事をなのに泣き言ひとつ言わないで

やってるんだから感心してしまいます。

 

去年の春に東北の方から上京してきたらしく

大学の始まる前と授業が終わったあとに働きに来て

もうかなり高齢となるオーナーさんの手となり足となって

がんばっていますね。

 

ここまでやるんだからあの店を継がせてもいいんじゃないかって

他人ごとながら思ってしまいますよ。

 

そんな子なんですけど、つい先日のこと。

私がたまたま付き合いで訪れたガールズバー

その子がいてびっくりしました。

 

たしかにベーカリーのほうは夕方で終わってしまうけれど

そのあともこんな店で働いているとは思いもしませんでしたから。

 

そこで初めてちゃんと話をしたのですけど

田舎の実家からは仕送りは送ってもらえないし

大学の授業料と生活費をすべて自分で稼がないといけないから

こうやってむりしてでも働いているのだと言ってました。

 

こういう店って時給が良さそうだし

とくに危ないことはなさそうだと体験入店してみて思ったそうです。

たしかに世間のイメージほどいかがわしいところではありません。

 

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